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一橋大学如水会と神戸大学凌霜会の有志による知的交流の場

講演会

講演会とは

講演会は昭和9年から水霜談話会メンバーの人間形成のための勉強会の必要性から各界著名人を招いて毎月開いていました。平成19年から隔月開催となりましたが、現在まで約90年の歴史を重ね、令和5年5月の例会で627回となります。講演会の演題は政治、経済、社会、文化など広範囲に及んでいて、一流講演者の熱のこもった講話はいつも出席した会員に大いなる刺激を与えてくれ、とても好評です。

最近の講演会紹介(敬称略、肩書等は開催当時のもの)

第632回例会報告 

日時:2024年3月25日(月)
会場:如水会館 3F 富士の間

講師:一條和生教授:一橋大学名誉教授。IMD教授。日本ナレッジ・マネジメント学会会長。
演題:ウクライナ問題 スイスローザンヌのIMD教授の視点
  『IMDで初の日本人教授、ビジネススクール最高峰の経営学者がヨーロッパで見たウクライナ問題。』

氏はスイスのビジネススクールIMDでは初めての日本人教授であり、ヨーロッパからの視点でウクライナ問題が世界のビジネス経営に与える影響をなんと70枚のパネルを使って説明。ロシアからドイツへの天然ガスNORD STREAMパイプが破壊されてからのエネルギー供給の構造についての変化を巧みに事例で説明された。動画配信会員の激減によるNETFLIXの株価の下落、EU内での中国EV車の減少とHV車の再開発などの動きなどこれからの企業は予測されない地政学的な視点も視野にいれた過去にとらわれない弾力的なFUTUREREADYな組織を創ることが必要であるとの強いミッションをいただいた迫力のある海外トップクラスの一條氏の講演であった。



第631回例会報告 

日時:2024年1月26日(金)
会場:如水会館オリオンルーム

講師:山田真美氏
   インド工科大学ハイデラバード校客員准教授
演題:「最新インド情報・インド工科大学(IIT)教壇からみた現状」

氏とインドとの最初の縁は
氏が大学生の時にインドからの国会議員東京使節団のガイドをしたことから、IITとの縁はIITの学生をインドの神様を祀っている神社に案内したことから始まったそうである。IITはインドの産業復興に必要な一流の人材育成のためにネール首相時代に立ち上げられ、現在インド国内で23校に発展。インドにはJNVという農村からも優秀な人材を掘り起こす無償予備校制度があることや入試科目は数学・物理・化学の三科目、試験問題にカンニングを防ぐ工夫がされていることなどなかなか聴けない最新のインドのユニークな教育情報について明快で分かりやすく講演していただいた。



第629回例会報告 

日時:2023年9月20日(水)
会場:如水会館 3F富士の間

講師:赤松憲氏
   前三越伊勢丹HD会長
演題:「最近の消費者マインドと百貨店業」

赤松氏の講演は今年6月迄6年間三越伊勢丹グールプの会長としての経験から俯瞰的に鋭く百貨店業界の現状を指摘した。時代の変化、すなわち少子化、地域人口の減少、カテゴリ―キラーの攻勢、近時の消費者の価値観行動変容の影響、ECへの参入の遅れによって百貨店自体が変わっていかないと生き残れないことをデータを駆使して分かりやすく説明してくれた。最近の消費者マインドとしてインポートブランド、食品部門の売上の上昇はあるが衣料品や贈答品部門の売上減少著しく地方の百貨店の閉鎖、伊勢丹と三越の統合。合併のプロセスを実例で解説してくれた。赤松氏がデパート実務を長年経験され、次世代に百貨店経営を繋ごうとする氏のお人柄が伝わってくる、講演者と聴講者との間に調和が生まれた講演であった。



第628回例会報告 

日時:2023年7月20日(木)
会場:如水会館 3F富士の間

講師:松田昇氏(元検事、弁護士)
演題:「日本の検察あれこれ」(ロッキード事件中心)

松田氏の講演は主に東京地検特捜部検事としてロッキード事件の捜査にあたった時の児玉誉士夫、田中角栄逮捕の時の担当検事時代の貴重な体験話であった。当時大物扱いされていた児玉への聞き取り調査、脱税立件までのプロセスでは身震いするような責任感と覚悟で臨まれたこと、田中角栄元総理逮捕の日の周到なる準備など、目に浮かぶような松田氏のお話であった。
昭和54年7月27日朝、田中元総理を拘置所まで同行した時の報道対策、拘置所のトイレで元総理と二人だけになったときに元総理は濡れた手をティッシュで拭いていたのを見て松田氏はたまたま直前に購入し持ち合わせていた新品ハンカチを元総理に差し上げたら元総理から礼状とともにきれいに洗濯されたハンカチが松田氏のもとに届けられた等の逸話。「罪を憎んで人を憎まず」また松田氏の「おごらず,気負わず、そしてひるまず」の自戒のお言葉通りの講演であった。



第627回例会報告 

日時:2023年5月31日(水)
会場:如水会館 オリオンルーム

講師:宮尾瀧蔵氏(神戸大学経済学部長)
演題:「日本経済と金融政策:ポストコロナ期の展望」

宮尾氏の講演は日本経済の景気の動向の分析と植田新日銀総裁のスタートにあたり金融緩和の修正.正常化のシナリオについて過去の大規模緩和政策の評価をデータ等を示しながら今後の物価上昇率が安定的、持続的に2%に達する金融政策が成功するにはタイミングが極めて難しいとの分析をされた。その後、日銀は6月の金融政策委員会で大規模緩和の維持を決めた。米国のGDPはコロナ前の水準を上回り景気回復が進む中、日本では経営者保証を求める日本的慣行のため起業家の資金需要が少なくマネーサプライが増えず現時点では成長もない悪循環が続いている。宮尾氏の言う緩和修正のタイミングがいつになるか、物価の上昇の力学が供給要因から需要要因に移りつつある中、日銀の長短金利操作修正の「サプライズ」に目を向けれる時機を得た今回の講演であった。



第626回例会報告 

日時:2023年3月13日(月)
会場:如水会館 富士の間

講師:石川雅恵氏(UN Women 日本事務所長)
演題:「ジェンダー平等に関する世界の動きと日本」

UN Womenは国連総会で2010年採択されたジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機構であること。その後、優先活動として女性のリーダーシップと政治参画、経済的エンパワメント、女性に対する暴力の撤廃、平和・安全保障・人道援助活動分野への女性の関与を推進してきた。氏もモンゴルでの現地調査を行ってきた。日本事務所長としての任務は国際女性会議への参加、政府との連携の強化、東京都文京区とのイベント等を通してジェンダー平等推進を積極的に進めているがまだまだ女性の能力が生かしきれないのが現状である。最後に石川氏が引用したアントニオ・グテーレス国連事務総長の言葉「女性を変えるのではなく女性の可能性の実現を阻む仕組みを変える時が来ている」が胸に迫った。



第625回例会報告 

日時:2023年1月25日(水)
会場:如水会館 富士の間

講師:近藤昭彦氏(神戸大学副学長)
演題:「バイオものづくりによるカーボンニュートラル社会の実現」

バイオの研究では第一人者である氏からヒトの体の中の細菌の遺伝子から従来は不可能だった根本治療の実現化、バイオプロセスによる汎用化学品の高効率生産化、工業分野での持続可能な燃料、薬品等の生産化についてわかりやすい説明をいただいた。本格的なバイオエコノミー時代の到来の中、日本は大変遅れをとっていたが、神戸大學では先端バイオ工学センターなど工学・医学・農学分野で連携してバイオファクトリーを開発、最近では政財界のトップも視察に来ている。日本のバイオものづくりによるカーボンニュートラルに向けてさらに研究を続けていきたいとの近藤氏のエネルギッシュな講演であった。



第624回例会報告 

日時:2022年9月5日(月)
会場:如水会館 2F オリオンルーム

テーマ:「室内楽の楽しみ・トーク」
出 演:石渡真知子(ピアノ)
    西谷国登 (バイオリン)
    大木翔太 (チェロ)ゲスト出演

当会初めての音楽例会。新会員紹介の後、ピアノ、バイオリン、チェロによる三重奏は会場を包み込むハーモニー演奏に出席者全員、感動の拍手。ピアニスト石渡真知子さんが弾いたベヒシュタインピアノの解説をしてくれた。戦前、国立の東京商科大学(現一橋大学)兼松講堂にあったピアノで学徒出陣の最中、美貌の原智恵子がこのピアノを弾いて戦場に向かう学生を励ましたとのことでピアノソロではショパンの幻想即興曲、ノクターン、エオリアンハーブ曲を演奏いただき、アラカルト(三重奏)ではハンガリー舞曲第5番など感動の演奏をプレゼントしてくれた



第623回例会報告

日時:令和4年7月11日(月)
会場:如水会館 3F 富士の間

講師:林 景一氏(元最高裁判所判事、元駐英特命全権大使)

演題:「最高裁判事を終えてー外交官から転じての体験談」

戦後、氏を含め外交官から判事に就任したのは9名、外務省条約局(国際法局)長経験者で異なった視点と多様性の観点から任命される(裁判所法41条最高裁の裁判官の任命資格)。最高裁の判事は14名。現在、女性判事は2名とのこと。大法廷、三小法廷があって、氏は第3小法廷に配属されたそうである。在任中の終局事件数は3年で11,353件であった。通常は調査官が作成する案件を持ち回り審議。上告審議相当は月に数件、ほとんどは書類審査。大法廷で取り上げられる案件は年間数件で憲法上の解釈に関するものが多く、長官含む15人の裁判官が裁定する。
氏によると過去に大使時代の話は何度もしたが最高裁の話は今回が初めてという。パワーポイントを使った氏の体験談はとても丁寧でわかりやすく、貴重な講演であった。



第622回例会報告

日時:令和4年5月16日(月)
会場:如水会館 3F 富士の間

講師:佐谷秀行氏(神戸大医卒)
  (日本癌学会理事長・藤田医科大学がん医療研究センターセンター長)

演題:「がんと闘うために知っておくべきこと」

佐谷氏は約40年に亘りがんに取り組んできたがん研究の第一者。「がんは幹細胞を起源として発生し、それが再発・転移の種」であり、がん幹細胞の狙い撃ち治療が有効。最新の治療はJAXAと組んで宇宙観測検出器を用いた体外からのがんの検出や、AIを駆使した方法等進化中。がんとの闘い方の助言は①がんのステージに応じ「標準治療」は何かと担当医師に質問する②複数の治療法についてはセカンドオピニオンを、それが担当医師を試す大事なステップ。
要は、がんは自分自身の問題であることを自覚することが大切。
がん全般の大変参考になる貴重な講演内容で、参加者一同熱心に聴き入り盛会裏に閉会した。



第621回例会報告

日時:令和4年4月15日(木)
会場:オンライン開催(Zoom)

講師:プレゼンター 天江喜七郎氏 元ウクライナ特命全権大使
   コメンテーター 大塚清一郎氏 元スウェーデン特命全権大使

演題:「ウクライナ危機の源流と将来」

ロシアのウクライナ侵攻について、テレビ等マスコミでは語られない本質に迫る討議であった。

天江氏はソ連崩壊・ウクライナのオレンジ革命等を現地で体験するなどロシアに18年間関わった経験あり。危機の源流は「大ロシア主義VS.ウクライナ民族主義」。
プーチン語録「避けられないケンカなら先に攻撃する。ウクライナはロシアが造った。」人物像は力こそ正義・自信家・野心家・劣等感・努力家・猜疑心・反米主義。危機の将来は破滅型・妥協型・信長型いずれかは今後の戦場で決まる。

大塚氏はプーチン戦争は速攻の1本勝ちでなく反則負け、フィンランド・スエーデンのNATO加盟へはサッカーで言えばオンゴール、日本は抑止力・非核三原則・防衛費2%など見直し必至と。



第620回例会報告

日時:令和4年3月29日(火)
会場:如水会館 富士の間

講師:金丸恭文氏(フューチャー株式会社CEO)
演題:「DXと日本の成長戦略」

35歳の時に創業したフューチャー社は顧客の旧来の経営戦略、業務改善をITによって牽引し、世の中の目まぐるしいニーズに短時間で対応する仕組みを作り上げ、それをビジネス化した。30年経た現在では売上がグループ全体で487億円社員数は2千5百人に成長することができた。いわゆるDX化によるバーチャルリアルタイムなプロセス管理、商品管理、目標管理をするが、現場、コミュニケーションを大切にする事が根底にある。また、新しいITプロフェッショナル人材を社内で育成している。子供達のIT教育にも熱心に取り組んでいて、これからの日本は人工知能の分野、一次産業でのDX化にもハングリーに挑戦していくべきだとの金丸氏の講演は昭和年代の我々にとっては大変刺激的なお話であった。



第619回例会報告

日時:令和4年1月14日(金)
会場:如水会館 オリオンルーム

講師:藤澤正人 神戸大学学長
演題:「デジタル・ロボット技術が拓く未来医療」

昨年四月に神戸大学学長に選出されて最初に取り組んだことは大学の医工学改革であった。また医師がモニターに映し出される3D画像1㎝四方内の狭いスペースにて折紙で鶴を折れるまで性能アップしたロボットの手で手術を行う例など映像を使って解説された。更にゲノム医療・AI医療・オンライン診療・創薬等のイノベーションの推進実例も興味深かった。

日本の医療現場では手術などに使用する治療機器のほとんどが海外からの輸入機器に依存している中で先生は地元企業、行政などと連携して、次世代医療を担う手術支援ロボットシステムを構築し、近未来の医療器械を開発する有望な拠点としての神戸大学を目指していることを熱弁していただいた。

今回は神戸大学凌霜会より多くの会員、ビジターが参加され大いに盛り上がった年初の例会であった。



第617回例会報告

日時:令和3年9月28日(火)
会場:Zoom開催

講師:加護野忠男 神戸大学名誉教授
演題:「経営者のための幸福論」

今回もコロナ禍での例会のため、ZOOM形式で行われた。講演の骨子は会社の経営が従業員を考えた経営、すなわち従業員の幸せを基本にした経営が、巡りめぐって会社をも利することを、神戸を中心とした企業研究をもとにわかりやすくお話されてくれたことである。

その事例として米国に四半世紀先んじて鐘紡兵庫工場の福利厚生経営を行った武藤山治氏、従業員重視の経営を行った出光佐三氏の事などを挙げてダイナミックに話され、これからの日本の経経営者は従業員の多様化の中でいかに経営の舵を取っていくかの示唆を与えてくれた。

三大幸福論(ヒルティ・ラッセル・アラン)についても語られて、ZOOMでの講演にもかかわらず加護野先生の常に穏やかでフランクなしゃべり方に参加者全員が引き込まれ、和やかな中での有意義な講演会であった。

講師略歴
1947年、大阪に生まれる。1970年、神戸大学経営学部卒業。1975年、同大学院博士課程修了。同講師、助教授を経て、1988年同教授に就任、2011年同大学院定年退官、同名誉教授、甲南大学特別客員教授、2019年、神戸大学社会システムイノベーションセンター特命教授、現在に至る。経営学博士。専攻は、経営戦略論、経営組織論。企業統治論、企業目的論。
【主な著書】
「経営組織の環境適応」(白桃書房、1980年)、「ゼミナール経営学入門」(共著、日本経済新聞社、1983年)、「組織認識論」(千倉書房、1988年)、「事業システム戦略論」(共著、有斐閣、2002年)、『コーポレートガバナンスの経営学』(共著、有斐閣、2010年)、『経営の精神』生産性出版、2010年)、『松下幸之助に学ぶ経営学』日本経済新聞出版社、2011年〙、『経営はだれのものか』(日本経済新聞出版、2014年)、『松下幸之助』PHP研究所(編著、PHP研究所、2016年)



第616回例会報告

日時:令和3年7月16日(金)
会場:神戸大学六甲クラブ

講師:加藤一二三氏(棋士)
演題:人生100年の生き方~将棋・宗教・家庭生活

今回もコロナ禍での例会のため、会場・ZOOM参加パタンで行われた。会場である神戸大学六甲クラブのメインルーム正面に登壇された加藤九段から、まずは将棋の話。大山名人との125局の対戦、中原名人との歴史的対局。95パーセント負け将棋だった対局で中原名人が見逃すはずがない単純なミスで勝った時に30歳の時に入信したキリスト教の加護を実感したこと等、棋士としての人生において信仰が支えになった事を淡々と語ってくれた.。

家族については、一男、三女に恵まれ、妻の支えがあっての人生だったことをスピーチされた。秘書役三女の百合さんが加藤氏の横に座られ、最後に「オーソレミーヨ」を歌われ、和やかでユーモアの中で盛会裏に閉会となった。

講師略歴
加藤9段は 1954年、当時の史上最年少記録となる14歳7か月で4段に昇格 してから2017年に77歳で引退するまで62年10か月にわたりプロ棋士として活躍されました。現役時代は将棋界の「天才」と呼ばれ、通算成績は2506戦1324勝1180敗1持将棋。名人(1期)、棋王(2期)、王将(1期)、王位(1期)十 段 (3期)と5つのタイトルを計8期獲得されました。引退後は将棋界の「レジ エンド」と呼ばれていらっしゃいます。

加藤さんは将棋界だけでなく、敬虔なカトリック信者としてご家族で長年にわたって聖イグナチオ教会のキリスト教入門講座の世話人を務め、さらに同教会の結婚講座の講師もご夫人ともども務めておられます。更に「ひふみん」という愛称でTV でタレントとしてもご活躍のことは皆さんご承知の通りだと思います。



第615回例会報告

日時:令和3年5月18日
会場:ZOOM開催

講師:中野聰氏(一橋大学長)
演題:コロナ禍と日本の人文社会科学

総会にて役付幹事は如水会の神田代表・庵原副代表幹事兼事務幹事から凌霜会の宮崎代表・田邊副代表幹事・道野事務幹事ヘ交代、4人の新幹事が選出された。講演で中野氏は最初の就職先が神戸大学教養部であった事、海外での研究活動後本学に戻り、昨年、学長に就任するまでの経緯を冒頭で紹介。国立大学法人後は本学が培った社会科学の伝統と独自のミッションを持った世界水準レベルの教育機関を目指してきたこと、コロナ禍の中、医療と経済の両面からのアプローチを推進し、指定国立大学法人としての組織作りと新学部創設に力を注いでいることなど、最近の大学運営と教育について語っていただき、盛会裏に閉会となった。

講師略歴
1959 東京都立戸山高校卒
1983 一橋大学(法)国際関係課程卒業
1990 同大学院社会科学研究科博士後期課程修了
1990~神戸大学教養部・国際文化部 講師/助教授 在籍9 年間
1994 フィリピン大学哲学社会科学部 客員研究員
1996 社会学博士(一橋大学) 1999 一橋大学社会学部 助教授
2003~一橋大学社会学研究科 教授 その後研究科長
2016 一橋大学 副学長 2020 一橋大学 学長
受賞 アメリカ学会清水博賞(*1 ) 大平正芳記念賞受賞(*2)
主著 『フィリピン独立問題史』龍渓書舎、1997(*1)
『歴史経験としてのアメリカ帝国 米比関係史の群像』岩波書店、2007(*2)
『東南アジア占領と日本人』岩波書店、2012 その他著書・共著・論文多数


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